Contemporary Art
極小美術館
《企画展》
Art Exhibition
極小美術館が厳選した有能な作家の「企画展」を開催しています。


小野 允子 展
2023年10月1日~2023年11月5日
表現者と社会
高橋秀治
(豊田市美術館館長)
彼女は、武蔵野美術大学で彫刻を清水多嘉示や井上武吉らに学んで、卒業後は信楽の女性陶芸家の草分けであった神山清子に師事して陶芸を学んだ。古い体質を引きずる陶芸界において、開拓者であった師の生き方と同様に、表現方法は違っても小野も特定のスタイルに拘ることなく、陶による新たな表現を模索し続けてきた。朝日陶芸展や日本陶芸展、国際陶磁器展美濃などに発表を続けてきたが、制作の中心を成すのは「積み重ねる」ことだろう。陶芸は、視覚で何かを作るのではなく、土という素材を触覚的に扱うのが特徴的な点である。柔らかく練られた粘土を積み上げることでできる造形のなかに、作者が対峙する社会を映し出すこと、それは具象的なシューズであっても、その扱いは積み重ねることであり、痛みを想像させる有刺鉄線は、柔らかな粘土から遠く位置づくようでも、触覚的な感覚を呼び覚ますものとなっている。
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《エスポワール展》
Espoir
若い作家の優れた作品を紹介する「espoir(エスポワール)展」を 企画・開催しています。


北村 武志 展
2023年10月1日~2023年11月5日
ファーストアートか
高北幸矢
(清須市はるひ美術館館長)
同じような人物画が何枚も並んでいる。それらは無表情で、まるでアンドロイドのようである。もっとも私はアンドロイドに会ったことがないので、アンドロイドというものはこういうものではないかと思い巡らすのである。
人物画というよりは、ポートレートあるいは肖像画と呼ぶべきものだろうか。絵画であるが、主に写真表現のポートレートの印象を受ける。バストアップという構図のせいかも知れない。街角の自動証明写真機ボックスにサンプルとして貼られているあの写真、誰の記憶にも残っているものだが、果たして明確に思い出せるものではないだろう。遠くから見て行き過ぎる風景の一コマに過ぎないが、結構脳裏に残っている。多分あの写真は同じ写真で数枚プリントされたものが貼られているのであろう。……
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《館外企画展》
「初雪の気配」
2019年10月16日~2019年11月 3日
[ 臼井千里インスタレーション ]
「月 待つ庭。」
2018年10月2日~2018年10月21日
[ 林 孝子インスタレーション ]
「百年に、落花。」
2018年 5月22日~2018年 7月 5日
[ 高北幸矢インスタレーション ]
《会場》日本料理 後楽荘 ※極小美術館企画
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町1-31
TEL・058-264-0027 FAX・058-264-2741
《極小美術館の若手作家》
飛騨高山現代美術展2008
2008年11月30日~12月7日開催
極小美術館開設準備室当時のPOCOLOCOアートスクールとの共同企画。岐阜県高山市の里山フィールドとギャラリー『遊朴館』で同時開催しました。
