Contemporary Art
極小美術館
Kyokushou Bijutsukan × Art space Rashin-ban
篠田守男と
極小美術館の作家たち
2021.8/23(mon)~ 2021.8/28(sat)
Art Exhibition 14
アートスペース羅針盤(東京都中央区京橋)で開催- 主 催
- 岡崎こゆ (アートスペース羅針盤)
- 企 画
- 長澤知明 (極小美術館)
- ディレクター
- 中風明世 (中風美術研究所)
- 会 場
-
◆アートスペース羅針盤
〒104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル2F
TEL/FAX・03-3538-0160
E-mail・ info@rashin.net
開催にあたって
長澤知明 (極小美術館代表)
1931年生まれの篠田守男教授は今年満90歳。現代彫刻を牽引してきた井上武吉、若林奮、保田春彦が逝ってしまった後、独り現役で作家活動を継続している。この春も、東京・京橋・羅針盤で個展を開催し、全て新作で会場を埋めた。この漲る情熱と知性に支えられた作品は限りなくしなやかである。篠田教授をリスペクトするとともに極小美術館の若手作家との展覧会を企画した。
篠田守男(左)と長澤知明(アートスペース羅針盤で)
篠田守男と極小美術館の作家たち
《 作家一覧 50音順 》
- 浅野 絵理
- 愛知県立芸大油画卒業。愛知県立芸大大学院油画・版画領域修了。第38回全国大学版画展 町田市立国際版画美術館買い上げ賞。三大学版画交流展(名古屋造形大学内)。岐阜市で二人展などグループ展出品多数。
- 片岡 美保香
- 愛知県立芸大油画専攻卒業。現代美術の新世代展(極小美術館)。名古屋市の現代美術画廊ヴァルールで連続3回個展を開催。みのかもアートアニュアル、亀崎せこみち展2019(半田市)。2020年極小美術館で個展開催。
- 加納 明香
- 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。2019年個展・加納明香(Oギャラリーeyes・大阪)。2020年ファン・デ・ナゴヤ美術展2020「ここに在るということ」(名古屋市民ギャラリー矢田)。
- 北村 武志
- 武蔵野美術大学日本画学科卒業。ガレリアフィナルテ(名古屋)、Galerie Hexagone(ドイツ・アーヘン)など個展で作品発表。Exhibition JCAT(ニューヨーク)、熊谷守一大賞展などグループ展。TYK優秀絵画展大賞。
- 後藤 あこ
- 愛知県立芸大大学院博士前期課程彫刻領域修了。LIXILギャラリー(東京)、伊勢現代美術館(三重)などで個展。アートアワードトーキョー丸の内(東京)、群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)などに出品。
- 阪本 結
- 京都市立芸術大学大学院油画修了。2011年京都芸大作品展同窓会賞、2015京展館長奨励賞、2018年京都市立芸大作品展大学院市長賞、2019年フィレンツェ賞展佳作入選、アートハウスおやべ現代造形展入選。第10回はるひ絵画トリエンナーレ入選。
- 南谷 富貴
- 名古屋芸術大学絵画科卒業、同大学研究生修了。名古屋、一宮などで企画展、グループ展に出品。第1回個展(ギャラリーキャプション・岐阜)。名古屋の企画画廊ノイボイでも作品発表。
- 舩戸 彩子
- 京都市立芸術大学大学院修了。Focus Flowing(東京)、現代美術の新世代展2017、ART NEXT(電気文化会館・名古屋)、I real_月の裏側(YEBISU ART LABO・愛知)、2020年現代美術画廊(東京日本橋)で個展。
- 矢橋 頌太郎
- 武蔵野美術大学油絵学科卒業。現代美術の新世代展で優秀賞。リアリズムの深層展。初個展(極小美術館)。同年ギャラリーうちやま(東京銀座)で個展。富山トリエンナーレで優秀賞。2018年名古屋画廊で個展。第10回はるひ絵画トリエンナーレ入選。
- 張間 成子
- 韓国の大学を経て、岐阜大学に留学。パサディナ・アートセンターカレッジに留学。美濃加茂アニュアル2016。名古屋芸術大学在学中にブライトン大学(英国)に留学。現代美術の新世代展。2020年ブライトン大学大学院MA修了。
- 山内 寿美
- 筑波大学芸術専門学郡卒業。水戸、東京、岐阜などでグループ展に出品。宇宙の連環として2011。極小美術館で個展開催。イマジン(岐阜)で個展。現代美術の視点2019。2021年名古屋市の現代美術画廊プリズムで個展開催予定。
片岡 美保香
南谷 富貴
舩戸 彩子
山内 寿美
中風 明世
北村 武志
矢橋 頌太郎
浅野 絵理
張間 成子
阪本 結
加納 明香
後藤 あこ
中風明世
- 【略歴】
- 1960
- 岐阜市生まれ
- 1982
- 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
- 【個展】
- 1988
- 第1回 (ギャラリーコンセプト・岐阜)
- 1989
- 第2回 (ラブコレクションギャラリー・名古屋)
- 1994
- 第3回 (ギャラリークロッキー・岐阜)
- 2000
- 第4回 (画廊光芳堂、ギャラリーなうふ・岐阜)
- 2003
- 第5回 第6回・05年〜第21回・14年、第27回・19年 (アートスペース羅針盤・東京京橋)
- 2005
- 第7回 (北ビワコホテルグラツィエ・滋賀県長浜)
- 2009
- 第11回 (ギャラリーパスワールド・岐阜)
- 2009
- 第12回 (イナテックギャラリー・愛知県幡豆郡)
- 2011
- 第16回、第24回・18年 (極小美術館)
- 2013
- 第18回、第22回・16年 (ギャラリーあさひ・愛知県尾張旭市)
- 2014
- 第20回 (ギャラリーいまじん・岐阜)
- 2016
- 第23回 (岐阜市歴史博物館分館 加藤栄三・東一記念美術館)
- 2018
- 第26回 (釜山国際アートフェア・Akiyo Nakakaze 招待出品)
- 2018
- 第27回 (ギャルリhu・名古屋市東区)
- 【主なグループ展・受賞歴】
- 1996
- モダンアート展 ※〜現在 (東京都美術館)
- 1997
- モダンアート展・新人賞受賞
- 1997
- モダンアート明日への展望・俊英作家賞受賞 (横浜市民ギャラリー)
- 2001
- モダンアート展・奨励賞受賞 (東京都美術館)
- 2002
- モダンアート展・会友佳作賞受賞 (東京都美術館)
- 2002
- 文化庁主催・第36回現代美術選抜展 (北海道釧路芸術館)
- 2003
- モダンアート展・会友佳作賞受賞、会員推挙 (東京都美術館)
- 2010
- ベスパ・プリマベーラと作家たち (極小美術館)
- 2012
- 象の檻展 (極小美術館)
- 2015
- 第1回 篠田守男 中風明世展 第2回・18年 (アートスペース羅針盤・東京京橋)
- 2016
- 宇宙の連環として (極小美術館)
- 2020
- MUSA-BI展 (極小美術館)
- ※開催時点
篠田守男
筑波大学名誉教授・彫刻家。鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させるTC(Tension and Compression)シリーズで知られる金属彫刻で、奇妙で不思議な空間を創出。
日本国際美術展、宇部市現代彫刻展などに出品。
66年ベネチア・ビエンナーレ展に出品、第9回高村光太郎賞を受賞。
以後、第一回現代日本彫刻展神奈川県立美術館賞、第二回彫刻の森美術館賞、第4回朝倉文夫賞など次々に受賞。
2000年には国際彫刻センター(ISC)優秀彫刻教育者賞をアジア人として初受賞。
- 【略歴】
- 1931
- 東京に生まれる
- 1952
- 通産省大臣官房渉外課勤務(〜54)
- 1953
- 青山学院大学第2文学部英米文学科中退
- 1954
- 通産省工業技術院産業工芸試験場勤務(〜67)
- 1963
- アート・インスティテュート・オブ・シカゴに留学(〜64)
- 1966
- ヒューストン・ファイン・アート・ミュージアム付属美術学校講師として渡米(〜68)
- 1968
- カリフォルニア大学ロスアンゼルス校の客員教授(〜70)
- 1976
- コロラド州立大学およびミネソタ大学客員教授として渡米(〜77)
- 1979
- 筑波大学芸術学系教授(〜94)
- 1994
- 長崎大学大学院専任教授(〜96)
- 2001
- International Sculpture Conference at Pittsburgh,U.S.A
- 2003
- 金沢美術工芸大学大学院専任教授(〜09)
- ※開催時点
《展示会場の様子》
(2021年8月27日 朝日新聞東京版)