Contemporary Art

極小美術館

2011.10/2(sun)~ 2011.10/30(sat)

Art Exhibition 02

観覧申し込みは090-5853-3766まで。入場は無料
    テーマ
    宇宙の連環として「後期・気 配」
    企画・監修
    篠田守男(彫刻家・筑波大学名誉教授)+ 極小美術館
    会 場
    ◆極小美術館+フィールド
    〒503-2418 岐阜県揖斐郡池田町草深大谷939-10
    TEL・090-5853-3766 
    ※電話にて観覧受付、入場無料
    《サテライトA》珈琲舎あまんと
    〒503-2429 岐阜県揖斐郡池田町藤代字段1021-1
    TEL・0585-45-1941
    ※9:00~18:00(木曜&第2・第4水曜定休)
    ◆《サテライトF》カフェ・フランドル
    〒503-2107 岐阜県不破郡垂井町岩手767
    TEL・0584-22-6988
    ※10:00~18:00(水曜定休)

宇宙の連環として

篠田守男 (彫刻家・筑波大学名誉教授)  

 この地球上のみならず、宇宙全体のなかで、静止という概念はあるが現実には存在しない。相対性のなかでのみの存在である。
 全ては動きの差こそあれ、150億光年といわれる宇宙全体が動きつづけている。その全てが時間に逆行することなく永遠に前へ前へと激動を続けている。
 アートも密やかな蠢動をしながら、刻々と変貌を続けている。激動的発生はバロック芸術を於いて他には見られない。美術のみならず、建築、音楽にいたるまで爆発的発生を見た。これは文化の流れのなかで自然発生したと見るべきで、その意味ではルネッサンスはパトロンとコレクターによって成され、ポップアートは一画商の視点が商業主義と結びついて大きな振幅にまでいたり、現代日本のサブカルチャーと呼ばれるものも外国の一コレクターの個人的趣味から発生しているといっても過言ではない。本来、美術館というものは常にこの微妙な蠢動を様々な切り口で捉えアートの痕跡としてとどめると同時に未来への懸け橋とすることは重要な仕事と考える。この企画も初日と最終日では作り手も変わり鑑賞者も変貌するという、作品のみがある状況の時間を留めているとなれば美術館として本望である。

後期・気 配

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